「活動の本質を伝えたい」というご相談
沖縄でこども支援の中間支援を行う一般社団法人Supporters’ Supporter様より、Webサイトリニューアルのご依頼をいただきました。
ご相談内容としては、「団体として何をしているのか」「何を目指しているのか」を、より直感的に伝えられるサイトにしたい、というもの。また、事業ごとに対象が異なるため、それぞれのターゲットにきちんと届く構造にしたいというご要望もありました。
背景には、こども支援団体を支える“中間支援”という役割そのものが一般には理解されづらいという課題があります。さらに、既存サイトではビジュアルや情報構造が団体のメッセージや信頼性を十分に表現しきれていない可能性もありました。
そこで本プロジェクトでは、単なるデザイン刷新ではなく、広報戦略の整理から着手。団体の役割や社会的意義をどのように可視化し、誰に・どの順番で・何を伝えるべきかを再設計するところから取り組みました。
広報戦略の設計
まず着手したのは、Webの前段となる広報戦略の設計です。
「何を、誰に、どの順番で伝えるのか」を整理し、団体の認知・理解・支持へとつながる広報プロセスを構築しました。
軸としたのは、次の3つです。
可視化:活動の価値や社会的背景を、構造的に見える形にする
共感:ストーリー設計によって、心が動く接点をつくる
信頼形成:継続的な発信を通じて、支援や協働につなげる
この戦略を土台に、Webサイトのリニューアルのコンセプトを設計していきました。
リニューアルのコンセプトは「共感と信頼を育むWebサイト」

可視化・共感・信頼形成という戦略軸を、Webのコンセプトへと落とし込みました。「伝える」のではなく、「伝わり、動きにつながる」サイトを目指しました。
デザインのコンセプトは「ともに歩み、しくみを動かす」

アイボリーをベースにした配色・ポップなイラストは、こども支援団体と共に歩み、寄り添う温かさを映し出しています。
一方で、直線と円を組み合わせたあしらいや、シンプルで機能的・整然としたレイアウトは信頼感を象徴。メカニックなあしらいは、社会の仕組みに向き合い、その構造を確かな専門性で変えていこうとする変革力を象徴しています。
社会を変える力と寄り添う力。その両方をあわせ持つSupporters’ Supporterの本質を表現しています。
メディアアプローチを前提とした情報設計

社会課題の文脈や設立の経緯、団体の役割を1つのストーリーとして記者視点で再構成。記者にとって取材判断に必要な要素が短時間で読み取れる情報設計としています。
戦略を実装するサイトへ

課題の構造と中間支援の意義をビジュアルで分かりやすく表現し、ターゲット別入口を新設。実績と活動ブログを設け、信頼が積み重なる設計へ。問い合わせにつながりやすい土台を整えました。


